まずは探す前に「欲しい山の条件」を決めることをおすすめします。
自分の中で、欲しい山のイメージが定まらないままに探し始めると、いざ買ってみたけど、やりたいことができない!こんなはずじゃなかった、なんてことになるかもしれません。
山で何をしたいのか? 自宅から山までの距離は? 開拓時に重機は使うのか? など
選ぶ前に考えるべきポイントを解説。
後で後悔しないように、この記事を読んで、自分が欲しい山のイメージを固めましょう。
目次
1. 山でどんな事をしたいのかイメージする
せっかく山を買ったのですから、将来どんな遊び方をしていくのかイメージしてみましょう。
- 山小屋を建てたい
- 畑を作りたい
- 川遊びをしたい
- 山菜採りをしたい
- テントでキャンプをしたい
これらをするには山選びの時点で、気を付けるポイントがあるのでご紹介します。
山小屋を建てたい
もし将来山小屋を建てたいと思っているならば、最低でも2tトラックが入っていけるかがポイントになります。
大きな木材や資材を搬入する時や、重機を運ぶ時、2tトラックが入っていけない場所だと厳しいでしょう。
また、山小屋までは不要だけど、プレハブ小屋を置きたいと考えている場合は、4tトラックが入れないと搬入できません。プレハブは完成品がトラックに積まれてきて、釣り上げて設置場所に下ろすからです。
他にも、もし山小屋で寝泊まりするならば、一番近い公道に電線があるか、も大事なポイントになります。お金はかかりますが、近くに電柱があれば、山小屋まで電気を引ける可能性があります。寝泊まりしないならば、発電機やソーラーパネルなどでも過ごせますので、電柱はなくても大丈夫だと思います。
畑を作りたい
もし将来畑をしたい、果樹を植えたいと思っているならば、日当たりがポイントになります。
山のどちら向きの斜面なのかで、日当たりは全然違います。山の南面の斜面や平地ならば、1年を通して日当たりは良好ですが、山の北面の斜面だと、春や秋の太陽の角度が低い季節は、日が当たりにくくなってしまい栽培には不向きです。雪の降る地域だと、なかなか雪解けも進みません。
川遊びをしたい
自分の土地で、魚釣りや川遊びをしたいと思っている方は、資金力がポイントになります。
土地の価値として、素敵な小川が含まれているような場所は、価格が高くなります。
しかし、ある程度の太さのある川とその岸辺は市町村の所有になっている場合が多く、購入できません。
川を含む土地はあきらめて、″近くに小川がある”くらいで我慢するのがおすすめです。
山菜採りをしたい
山菜は、あったらラッキーくらいの感じで、土地を買った後に散策するのがおすすめです。発見した時はすごくときめきます。
もし見つけられなくても、わらび・こしあぶら・たらのめ・こごみ ふきのとう ‥などは、後からいくらでも植えればいいのです。
土地選びの時に、山菜の有無はあまり気にしなくてもいいかと思います。とは言っても、初めから生えてたらうれしいですよね。
テントでキャンプをしたい
もしあまり手間をかけず、そのまま山林を利用して、テントを張ってキャンプをするならば、植えられている木の種類がポイントになります。
雑木林は伸びてくるとうっそうとしていて、下草刈りとの闘いになり、テントを張るには地面の状態があまりよくありません。でも木々の間から日差しが入りやすく、手入れをちゃんとすれば明るい印象です。
高木の針葉樹林の場合は、木の陰で少し薄暗く、下草はシダ植物なども多く、雑木林の下草に比べると比較的手入れが楽です。
どちらが好みですか?自分の好みにあった木々の場所を選ぶとよいでしょう。
2. 山から自宅までの距離は?
山を開拓し始めると、本当にやるとこが山積みで、「週末だけ通おう」なんてつもりが、いつのまにか暇さえあればせっせと通う毎日に。そんな時、自宅から距離があると、全然作業が進みません。
自宅から離れた土地で、ちょっと旅行気分?レジャー気分?なんて思うかもしれませんが、遠いと通うのがおっくうになって、いつまでたっても作業が進まず、行く度に毎回草刈りから始める、なんてことも。ゆったりした時間は当分訪れません。
なるべくなら苦痛にならない近い距離をお勧めします。家から近くても、自然に囲まれたらあっという間に別世界!近くてもサイコーですよ。
近いと忘れ物も取りに戻れるし、乗り気じゃない家族も軽い気持ちで付いてきてくれます(笑)

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